リバティ・グローバルのベルギー合弁事業、欧州委が承認

欧州委員会は5月31日、英通信会社リバティ・グローバルがベルギーの合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。競争上の問題がないとして、初期調査で計画を認めた。

リバティ・グローバルは2022年7月、ベルギー子会社でケーブルテレビ(CATV)などを運営するテレネットが、同国のフランドル地方を拠点とする公益企業フルビウスと、同地方で固定通信サービスを展開する合弁会社を設立することで合意。両社のインフラを持ち寄り、新たにFTTP(光ファイバケーブルをユーザーの敷地まで直接敷設することで実現する高速通信サービス)、伝送能力が高いHFC方式のCATVサービスを提供する方針を打ち出していた。

欧州委は対象となる市場での両社のシェアが小さいことなどから、合弁事業に競争上の問題はないと判断した。

上部へスクロール