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2014/4/28

西欧

独海運大手ハパックロイド、チリ企業と合併で正式合意

この記事の要約

海運大手の独ハパックロイドとチリ同業CSAVは16日、合併で正式合意したと発表した。誕生する新会社はコンテナ輸送で世界4位の海運会社となる。 両社は1月、合併で基本合意していた。CSAVのコンテナ船部門をハパックロイドが […]

海運大手の独ハパックロイドとチリ同業CSAVは16日、合併で正式合意したと発表した。誕生する新会社はコンテナ輸送で世界4位の海運会社となる。

両社は1月、合併で基本合意していた。CSAVのコンテナ船部門をハパックロイドが吸収する形で実施する。新会社の社名もハパックロイドのままで、同社は引き続き独ハンブルクに本社を置く。

CSAVは見返りに、新生ハパックロイドの株式30%を握る。さらに、同社が実施する7億4,000万ユーロの増資のうち2億5,900万ユーロを引き受けることで、持ち株比率を34%に引き上げる。

ハパックロイドはコンテナ輸送で世界5位。CSAVとの合併によって、年間コンテナ輸送能力が750万TEU(20フィートコンテナ換算)、売上高が90億ユーロに達する。台湾のエバーグリーンを抜き、デンマークのマースク、スイスのMSC、仏CMA CGMに次ぐ世界4位となる。