欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/1

西欧

サンタンデール銀、経営陣を刷新

この記事の要約

時価総額でユーロ圏最大の銀行であるスペインのバンコ・サンタンデールは11月25日、経営陣の刷新を発表した。28年間にわたって同行の経営を率いてきた前会長が急死し、娘のアナ・ボティン氏(54)が新会長に就任したことに伴うも […]

時価総額でユーロ圏最大の銀行であるスペインのバンコ・サンタンデールは11月25日、経営陣の刷新を発表した。28年間にわたって同行の経営を率いてきた前会長が急死し、娘のアナ・ボティン氏(54)が新会長に就任したことに伴うもので、ハビエル・マリン最高経営責任者(CEO)が退任し、最高財務責任者(CFO)のホセ・アントニオ・アルバレス氏(54)が新CEOとなる。

新CFOには、アナ・ボティン氏がスペインのエスパニョール・デ・クレディト銀行(サンタンデールが昨年に吸収)の会長を務めていた時に右腕だったホセ・ガルシア・カンテラ氏が就任する。このほか投資家の要望に応じて取締役も大幅に入れ替え、15人の取締役のうち9人を独立取締役とし、風通しを良くする。

同行ではエミリオ・ボティン前会長が9月に心臓発作で急死。アナ・ボティン氏が跡を継いでいた。新体制は来年1月1日付で発足する。