欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/8

総合 – 欧州経済ニュース

ポーランドのトゥスク氏、EU大統領に就任

この記事の要約

ポーランドのトゥスク前首相が1日、EU大統領(欧州理事会常任議長)に就任した。EUでは11月にユンケル委員長率いる新欧州委員会が発足しており、新EU大統領の就任によって新体制への移行が完了した。 EU大統領はEU首脳会議 […]

ポーランドのトゥスク前首相が1日、EU大統領(欧州理事会常任議長)に就任した。EUでは11月にユンケル委員長率いる新欧州委員会が発足しており、新EU大統領の就任によって新体制への移行が完了した。

EU大統領はEU首脳会議の議長となるほか、「EUの顔」して域外諸国との外交にも携わる。トゥスク氏は8月、ファンロンパイ初代EU大統領の後任に指名された。任期は2年半で、1回の再選が可能だ。

トゥスク新大統領にとっては、EU域内の景気底上げ、ウクライナ問題への対応が主な課題となる。同氏はウクライナ問題で対ロシア強硬派として知られており、就任初日に発表した声明で「同じ民主主義の価値観を共有する近隣諸国を強く支援していく」と述べ、米国と連携してロシアに対抗していく考えを示した。