欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/12/8

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏の設備投資低迷、低成長の主因に

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットは5日、ユーロ圏の2014年7~9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると設備投資が前期に続いてマイナスとなり、低成長の大きな要因となった。(表参照) 同期の設備投資は前期比0 […]

EU統計局ユーロスタットは5日、ユーロ圏の2014年7~9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると設備投資が前期に続いてマイナスとなり、低成長の大きな要因となった。(表参照)

同期の設備投資は前期比0.2%減。下げ幅は前期の0.6%から縮小したものの、低迷が続いている。個人消費は0.5%増、公共支出は0.3%増、輸出は0.8%増、輸入は1.2%増だった。業種別では鉱工業と製造業が0.1%増となったが、建設業が0.6%減と落ち込んだ。

同期のGDPはユーロ圏が前期比0.2%増、前年同期比0.8%増、EUがそれぞれ0.3%増、1.3%増となり、速報値と変わらなかった。