米司法省は12月22日、贈賄容疑で捜査を行っていた重電大手アルストムが罪状を認め、7億7,230万ドルの制裁金を支払うことで合意したと発表した。海外での贈収賄に対する米国での制裁では過去最大規模となる。
司法省によると、アルストムは米子会社のアルストム・パワー、アルストム・グリッドなどがインドネシア、サウジアラビア、エジプト、台湾、バハマを含む海外市場で事業を受注するため、政府関係者に7,500万ドルの賄賂を払い、40億ドルを受注。3億ドルの利益を上げていた。違法行為の期間は10年以上に及ぶという。