欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/1/19

東欧・ロシア・その他

ポーランド中銀、政策金利を2%に据え置き

この記事の要約

ポーランド中央銀行の国立銀行は(NBP)は14日の金融政策理事会で、政策金利を史上最低水準の2%に据え置くことを決定した。据え置きは3カ月連続。成長率の減速が懸念される中、低金利政策を維持して景気の下支えを図る。ロンバー […]

ポーランド中央銀行の国立銀行は(NBP)は14日の金融政策理事会で、政策金利を史上最低水準の2%に据え置くことを決定した。据え置きは3カ月連続。成長率の減速が懸念される中、低金利政策を維持して景気の下支えを図る。ロンバード金利、預金金利、再割引金利もそれぞれ3%、1%、2.25%に据え置いた。

ポーランドの国内総生産(GDP)は昨年7~9月期に前期比で3.5%増加した。しかし、11月の鉱工業生産指数上昇率が前月比0.3%と、9月から3.9ポイント低下したことなどから、NBPは10~12月期のGDPは減少に転じると予想している。また原油価格の下落により物価の上がらない状況が続いており、11月のインフレ率は前年同月比マイナス0.6%と5カ月連続でマイナスを記録した。