EU統計局ユーロスタットは1月29日、EU加盟28カ国の観光宿泊施設の宿泊数が前年比1.7%増の2014年に延べ27億泊となり、過去最高となったと発表した。
宿泊数が最も多かったのはフランスで、前年比1.2%減の4億300万泊。以下、スペイン(3.1%増の4億100万泊)、イタリア(1.8%減の3億7,000万泊)、ドイツ(2.9%増の3億6,600万泊)が続いた。宿泊数の伸び率ではラトビアが11.1%と最も高く、ベルギー(7.2%増)、ポルトガル(7.1%増)、ギリシャ(6.9%増)が上位を占めた。
国外からの観光客の宿泊数の割合は、マルタ(96%)、キプロス(94%)、クロアチア(92%)、ルクセンブルク(88%)、ギリシャ(79%)で高く、ルーマニア(18%)、ポーランド(19%)、ドイツ(20%)では低かった。国外からの観光客の宿泊数はスペインが2億6,000万泊が最高で、全体の21%を占めた。2位はイタリアの1億,400万泊で、シェアは15%だった。