京セラは1月26日、トルコのイスタンブールに機械工具の販売・顧客サポートを行う合弁会社を設立すると発表した。大手自動車メーカーの現地生産が拡大し、工具需要が増加すると見込んでの判断だ。京セラがトルコに会社を設けるのは初めて。
提携するのはトルコの販売代理店ビルギノーグル・インダストリアル・マテリアルズ(BIM)。来月にも新会社「京セラビルギノーグル精工」を設立する。出資比率は京セラが70%、ビルギノーグルが30%。4月に営業を開始する。
京セラは1992年にトルコでBIMを通じて切削工具の販売を開始した。昨年には欧州超硬工具子会社京セラユニメルコの現地事務所を開設した。合弁会社は汎用の切削工具に加えて特注工具も手がける。