スイス製薬大手のノバルティスは3日、日本法人のノバルティスファーマが白血病治療薬などの副作用報告を怠っていた問題で、厚生労働省から業務停止命令の予備通知を受けたことを明らかにした。
ノバルティスファーマは昨年12月に発表した社内調査結果で、白血病治療薬の「タシグナ」や抗がん剤などで、3,264件の重い副作用の症例を国に報告していなかったことを認めていた。
ロイター通信が伝えた消息筋情報によると、厚生労働省はノバルティスファーマに弁明の機会を与えた上で、業務停止処分を正式決定する見込み。業務停止期間は15日程度になるという。