欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/16

EUその他

EUのエネルギー消費、13年は0.2%減

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが9日発表した最新のエネルギー統計によると、域内28カ国の2013年のエネルギー消費量は石油換算で16億6,620万トンとなり、前年の16億8,580万トンから0.2%減少した。過去最高だった06 […]

EU統計局ユーロスタットが9日発表した最新のエネルギー統計によると、域内28カ国の2013年のエネルギー消費量は石油換算で16億6,620万トンとなり、前年の16億8,580万トンから0.2%減少した。過去最高だった06年と比べると9.1%減だった。

国別の消費量はドイツが3億2,430万トンで最高。フランスが2億5,930万トン、英国が2億110万トンで続く。

EUはエネルギー効率の改善を通じて、2020年までに域内のエネルギー消費量を20%削減する目標を掲げ、加盟国に省エネ目標の設定などを義務付けている。消費の減少は各国の取り組み強化が反映されたもようだ。

エネルギーの輸入依存率は53.2%。域内での生産は7億8,970万トンで、内訳は原子力発電が28.7%、再生可能エネルギーが24.3%、固形燃料が19.7%、ガスが16.7%、石油が9.1%となっている。

生産量はフランスが域内全体のエネルギー消費量の17%に相当する1億3,510万トンで1位。ドイツが同15%の1億2,060万トン、英国が同14%の1億950万トン、ポーランドが同9%の7,060万トン、オランダが同9%の6,970万トンだった。