武田薬品は2月24日、トルコ同業のノイテックから子会社トプラムカリテを最大3億トルコリラ(約145億円)で買収すると発表した。トプラムカリテが展開する13種類の医薬品を取り込み、トルコでの事業基盤を強化する。
武田薬品は買収を通じ、消化器系、呼吸器系、代謝系、筋骨格系疾患薬など13製品を取得。生産はノイテックに委託する。買収手続きは今年4~6月期に完了する見込みだ。
武田薬品は2009年にトルコ子会社を設立し、医療機関向けに胃・十二指腸潰瘍、糖尿病、リウマチ、ぜんそくの治療薬を販売してきた。現在の同国従業員数は130人強で、今回の買収を機に230人に増員する。