欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/16

東欧・ロシア・その他

日本ガイシ、ポーランドに排ガス浄化部品の新工場建設へ

この記事の要約

日本ガイシは11日、ディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの生産拡大に向け、ポーランド子会社NGKセラミックスポーランド(グリヴィツェ)の第2工場を建設すると発表した。欧州市場の需要増大に対応するのが狙いで、炭化ケイ素(S […]

日本ガイシは11日、ディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの生産拡大に向け、ポーランド子会社NGKセラミックスポーランド(グリヴィツェ)の第2工場を建設すると発表した。欧州市場の需要増大に対応するのが狙いで、炭化ケイ素(SiC)製ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の生産能力を30%引き上げる。

170億円を投じてグリヴィツェ近郊のテュチナバ工業団地に新工場を建設する。敷地面積は14万7,000平方メートル。8月に着工し、2017年1月の生産開始を目指す。

排ガス浄化用セラミックスの需要は、世界的な排ガス規制の強化や新興国を中心とした自動車販売台数の増加に伴い堅調に伸びており、特に欧州では耐熱性の高いSiC製DPFの需要拡大が見込まれている。

NGKセラミックスポーランドは2004年にSiC製DPFの生産を開始。これまでも生産能力を段階的に増強してきた。