欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/16

東欧・ロシア・その他

ロシア中銀が利下げ、政策金利14%に

この記事の要約

ロシア中央銀行は13日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を15%から1ポイント引き下げ、14%にすると発表した。利下げは2カ月ぶりで、市場の予想通り。インフレ率の鈍化を受け、低迷する自国経済のテコ入れに乗り出した格好 […]

ロシア中央銀行は13日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を15%から1ポイント引き下げ、14%にすると発表した。利下げは2カ月ぶりで、市場の予想通り。インフレ率の鈍化を受け、低迷する自国経済のテコ入れに乗り出した格好だ。新金利は16日から適用する。

2月のインフレ率は16.7%と依然として高水準にあるものの、上げ幅は前月から鈍化した。中銀は今年の国内総生産(GDP)を3.5~4%減と予想しており、インフレ対策より景気を優先し、追加利下げに踏み切った。

中銀は翌日物レポ金利、翌日物預金金利も1%引き下げ、それぞれ15%、13%とした。また、今後の景気動向を見極めながら追加緩和を実施するとしている。