欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/30

東欧・ロシア・その他

ズベルバンク、14年は20%減益

この記事の要約

ロシア銀行最大手の国営ズベルバンクが26日発表した2014年12月通期決算の純利益は2,903億ルーブル(約46億ユーロ)となり、前年同期から19.8%減少した。景気悪化を受けて貸倒引当金が大きく膨らんだことに加え、欧米 […]

ロシア銀行最大手の国営ズベルバンクが26日発表した2014年12月通期決算の純利益は2,903億ルーブル(約46億ユーロ)となり、前年同期から19.8%減少した。景気悪化を受けて貸倒引当金が大きく膨らんだことに加え、欧米の制裁やルーブル安による資金調達コストの上昇が響いた。同要因を除いた業務利益は18.8%増の1兆3,007億ルーブルだった。また純金利収入は18.3%増の1兆197億ルーブルに拡大した。

貸倒引当金は3,614億ルーブルで、前年同期の2.67倍に拡大した。不良債権比率は13年末の2.9%から3.2%に拡大した。一方、自己資本比率は10.6%から8.6%に縮小した。