欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/4/27

東欧・ロシア・その他

ハンガリーが利下げ、過去最低の1.8%に

この記事の要約

ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は21日、主要政策金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低の1.8%に設定した。利下げは2カ月連続。デフレ傾向が続いていることや、フォリント高・ユーロ安の進行、中東欧市場への資本流入 […]

ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は21日、主要政策金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低の1.8%に設定した。利下げは2カ月連続。デフレ傾向が続いていることや、フォリント高・ユーロ安の進行、中東欧市場への資本流入加速が判断の材料となった。

MNBはインフレ率が目標値(2~4%)を大きく下回っていること、経済成長が継続する見込みであることを踏まえ、さらなる金融緩和の余地があるとみている。ロイター通信によると、市場では政策金利が年末までに1.5%まで下がると見込んでいる。

ハンガリーの3月インフレ率は前年同月比マイナス0.6%となり、7カ月連続で下落した。MNBは今年のインフレ率を0%、来年は2.6%と予測。経済成長は今年3.2%、来年2.5%を見込む。