自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が4月28日発表した2015年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は19億6,300万ユーロとなり、前年同期から91%増加した。販売の好調、ユーロ安のほか、事業効率改善プログラムが奏功。営業利益(EBIT)も63%増の29億600万ユーロに拡大した。
売上高は342億3,600万ユーロで、16%増加した。主力の乗用車部門がモデルチェンジの効果で15%増の195億900万ユーロに拡大。他の4部門もすべて増収を確保しており、トラックと金融もそれぞれ18%、19%の伸びを記録した。
販売台数は13%増の64万1,614台。乗用車は18%増の45万9,708台と伸び率が大きかった。トラックは4%増の11万2,424台、バンは4%増の6万3,805台、バスは15%減の5,677台だった。