米後発医薬品大手マイランは4月27日、イスラエル同業テバ・ファーマシューティカルズの買収提案を拒否すると発表した。テバは総額401億ドルでの買収を提案しているが、マイランは「当社の価値を著しく過小評価している」として反発している。
後発薬世界最大手のテバは4月21日、マイランに買収を提案したと発表していた。買収は現金と株式交換を組み合わせた方式で、1株当たりの買い取り価格は82ドル。
これに関してマイランは、買収額が低すぎるとしているほか、後発薬大手2社の統合に競争上の問題があり、関係国当局の認可を得ることが難しいとして、拒否を表明した。