欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/5/4

東欧・ロシア・その他

ロシア中銀が利下げ、14%から12.5%に

この記事の要約

ロシア中央銀行(CBR)は4月30日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を5月5日付で現行の14%から12.5%に引き下げると発表した。利下げは2カ月連続で、利下げ幅は市場が予想していた1ポイントを上回る。物価の上昇が […]

ロシア中央銀行(CBR)は4月30日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を5月5日付で現行の14%から12.5%に引き下げると発表した。利下げは2カ月連続で、利下げ幅は市場が予想していた1ポイントを上回る。物価の上昇が一段落し通貨ルーブルの対ドル相場も回復していることから、金融緩和を進めて低迷する経済をテコ入れする。

4月のインフレ率は16.5%と依然として高水準にあるものの、前月の16.9%から鈍化した。ルーブルも1ドル=50ルーブル台前半で安定していることから、CBRは追加利下げに踏み切る。

CBRは翌日物レポ金利、翌日物預金金利も1.5ポイント引き下げ、それぞれ13.5%、11.5%とした。インフレ圧力の低下に応じて追加緩和を実施する用意があるとしている。