2015/5/11

西欧

シンジェンタ、モンサントの買収提案を拒否

この記事の要約

スイスの農業化学大手シンジェンタは8日、米同業モンサントから買収提案を受けたが拒否すると発表した。買収額は1株当たり449スイスフランで、前日終値を約35%上回るものの、シンジェンタの取締役会は同社を過小評価していると反 […]

スイスの農業化学大手シンジェンタは8日、米同業モンサントから買収提案を受けたが拒否すると発表した。買収額は1株当たり449スイスフランで、前日終値を約35%上回るものの、シンジェンタの取締役会は同社を過小評価していると反発している。

モンサントは現金と株式交換を組み合わせた方式での買収を提案した。現金の割合は約45%。シンジェンタの価値を415億フラン(約450億ドル)と評価した格好となる。

シンジェンタは声明で、同社の株価は現在、為替変動などの影響で一時的に低迷しているものの、2ケタ台の成長が続く新興市場での事業が売り上げの50%以上を占め、画期的な農薬の開発も進めていると指摘。モンサントの買収提案にはシンジェンタの高い将来性が反映されていないとの立場を示した。また、モンサントの買収計画は独禁法上のリスクなどを過小評価していると批判した。

モンサントがシンジェンタの買収を狙っているとの観測は4月末に浮上していた。買収が実現すると売上高310億ドルの巨大企業が誕生する。