自動車部品大手の独コンチネンタルは19日、車載ソフトウエアの開発会社エレクトロビット・オートモティブをフィンランド企業エレクトロビット・コーポレーション(EC)から買収すると発表した。自動車のデジタル化が一段と進むことを見据え、ソフト分野の開発力を強化する。取引金額は6億ユーロ。買収手続きは独禁当局とEC株主総会の承認を経て第3四半期に終了する見通しだ。
エレクトロビット・オートモティブは独南部のエアランゲンに本社を置く企業で、メーカーとシステムサプライヤー向けに運転者支援システムやインフォテインメント・システムを開発している。フォード、アウディ、BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)などが主な顧客だ。昨年は売上高は約1億7,000万ユーロだった。