欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/7/20

西欧

ポルシェが11億ユーロ投資、エンジン工場など新設

この記事の要約

高級車大手の独ポルシェは15日、ドイツ本国の工場などに2020年までに総額11億ユーロ以上を投資すると発表した。マティアス・ミュラー社長は「ポルシェは他のメーカーと同様に経済の乱高下、二酸化炭素(CO2)排出規制の強化、 […]

高級車大手の独ポルシェは15日、ドイツ本国の工場などに2020年までに総額11億ユーロ以上を投資すると発表した。マティアス・ミュラー社長は「ポルシェは他のメーカーと同様に経済の乱高下、二酸化炭素(CO2)排出規制の強化、新しい駆動技術、デジタル化の進展といった大きな課題に直面している」と指摘。今回の投資により生産性、柔軟性、効率性を高め将来に備える考えを明らかにした。

シュツットガルトのツッフェンハウゼン地区にある本社工場に新しいエンジン工場と車体製造施設を開設する。また、組み立てラインを増設。16年8月からこれまでの「911」「ボクスター」に加え「ケイマン」も生産する。同社はこのほか、ルートヴィヒスブルクのアフターサービス拠点、ヴァイサッハの研究開発拠点にも投資を行う。