ロシア政府は16日、極東地域のインフラ整備を進める政令にメドベージェフ首相が署名したと発表した。総額138億ルーブル(約2億4,200万米ドル)を投じて鉱工業関連のインフラを近代化し、経済発展を加速させる。年内に27億ルーブルを拠出する。
計6つのプロジェクトに資金を提供する。アムール州の金採掘事業向け送電網の整備に56億ルーブルを投資。ハバロフスク地方ワニノ港の石炭関連施設向け貨物線の敷設や電力供給網の整備に25億ルーブルを振り向ける。サハ共和国の採鉱・精製プラントや冶金企業、ハバロフスク州の石炭採掘企業にも資金を投じる。
政府は今回のインフラ整備を通じて1,250億ルーブル規模の民間投資を呼び込み、8,000人以上の雇用を創出する考えだ。