ドイツの自動車・産業用フィルター大手マン・ウント・フンメルは17日、米同業アフィーナ・グループを投資会社サイプレス・キャピタルから買収すると発表した。製品の幅を広げる狙い。当局の承認を経て、アフィーナを統合する。
同社は南米を除くアフィーナの全事業を取得する。取引金額は非公表。ロイター通信によると、8億ドル強の債務引き受けを含めて13億ドル強に上るという。
アフィーナは石油、燃料、油圧フィルターなどの交換部品を専門に手がけるメーカーで、売上高は9億6,700万ドル。マン・ウント・フンメルは顧客メーカー向けのOEMフィルターと交換用フィルターをともに手がける。今回の買収により、油圧フィルターと米国のヘビー・デューティ市場に参入する。