欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/31

東欧・ロシア・その他

英テスコ、中東欧事業の拠点をチェコに移管

この記事の要約

英小売最大手のテスコが中東欧事業の拠点をポーランドのワルシャワからチェコのプラハに移管する。ポーランドのラドモスチ・ハンドロヴェ紙がこのほど報じたもので、今後はプラハの拠点がチェコとポーランド、スロバキア、ハンガリーの事 […]

英小売最大手のテスコが中東欧事業の拠点をポーランドのワルシャワからチェコのプラハに移管する。ポーランドのラドモスチ・ハンドロヴェ紙がこのほど報じたもので、今後はプラハの拠点がチェコとポーランド、スロバキア、ハンガリーの事業を統括する。移管に伴い、現在ワルシャワで雇用されている120人は4人を残し解雇されるという。

テスコの中東欧事業は業績の低迷を受け、事業縮小の観測が何度も浮上していた。同社は英国でも売上高の減少に直面しており、今年初めには43の支店閉鎖を発表している。

テスコはチェコでスーパー200店舗に加え、ガソリンスタンド19カ所と7つのショッピングセンターを運営し、1万4,000人を雇用している。2013/14年度決算の同国事業の売上高は前期比で3.5%減少し、40億コルナ(約1億4,750万ユーロ)の赤字だった。