欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/31

東欧・ロシア・その他

ズベルバンクの上期利益半減、貸倒引当金は1.5倍に

この記事の要約

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが26日発表した2015年1~6月期の純利益は、前年同期比50%減の852億ルーブル(約10億7,200万ユーロ)と大きく落ち込んだ。欧米の制裁に伴う資金調達コストの上昇や貸倒引当金の増 […]

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが26日発表した2015年1~6月期の純利益は、前年同期比50%減の852億ルーブル(約10億7,200万ユーロ)と大きく落ち込んだ。欧米の制裁に伴う資金調達コストの上昇や貸倒引当金の増加が響いた。

貸倒引当金は2,324億ルーブルで、前年同期の1.54倍に膨らんだ。景気悪化が影響。6月末時点の不良債権比率は4.9%となり、14年末の3.2%から拡大した。

資本の増加とリスク加重資産圧縮の効果で、自己資本比率は1ポイント増の9.6%に上昇した。