欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/9/7

東欧・ロシア・その他

マツダと露ソラーズ、ウラジオにエンジン工場設立

この記事の要約

マツダとロシア自動車大手ソラーズは4日、ロシア政府との間で、極東ウラジオストクの合弁会社マツダソラーズマヌファクトゥリングルース(MSMR)によるエンジン工場設立に向けた覚書を締結した。年内の正式契約締結を目指す。 調印 […]

マツダとロシア自動車大手ソラーズは4日、ロシア政府との間で、極東ウラジオストクの合弁会社マツダソラーズマヌファクトゥリングルース(MSMR)によるエンジン工場設立に向けた覚書を締結した。年内の正式契約締結を目指す。

調印に際しマツダの小飼雅道社長は、「今後も雇用創出などを通じ、当地の自動車産業の発展に貢献したい」と述べ、ロシア極東での生産を強化する意向を示した。また、ソラーズのヴァディーム・シュヴェツォフ最高経営責任者(CEO)は、「マツダの技術力と我々の地域性を活かし、協業を進展させたい」と抱負を述べた。マツダは2012年10月にMSMRの操業を開始。これまでにSUV「CX-5」や中型車「Mazda 6」を計約8万台生産した。

4日の調印式典には小飼社長やシュヴェツォフCEOのほか、ロシアのプーチン大統領、産業貿易省のニキティン第一副大臣、原田親仁駐ロシア大使などが出席した。