欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/9/7

東欧・ロシア・その他

仏トタル、トルコ下流事業をデミルオレンに売却

この記事の要約

仏石油大手のトタルは1日、トルコの複合企業、デミルオレンにガソリンスタンド網や石油販売などの下流事業を3億2,500万ユーロで売却すると発表した。トルコの石油小売市場で採算性を確保するのは難しいと判断した。取引成立には当 […]

仏石油大手のトタルは1日、トルコの複合企業、デミルオレンにガソリンスタンド網や石油販売などの下流事業を3億2,500万ユーロで売却すると発表した。トルコの石油小売市場で採算性を確保するのは難しいと判断した。取引成立には当局の承認が必要となる。

トタルは、トルコにおける石油製品事業は維持する。今回の取引を機に、イズミル県メネメン工場を含む潤滑油事業と、無臭液化石油ガス(無臭LPG)事業を、別会社として組織する。

エミルオレンはトルコ財閥の一つで、建設から製造、観光、教育、メディアまで、幅広く事業を手がけている。LPG供給では国内トップシェアを握る。

トタルによると、同社の石油販売事業はトルコで5位につけている。