欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/12

東欧・ロシア・その他

セルビア中銀、0.5ポイント利下げ

この記事の要約

セルビア中銀の国立銀行は8日、政策金利である1週間物レポ金利を0.5ポイント引き下げ、9%にすることを決定した。利下げは13年12月以来で5カ月ぶり。インフレ圧力が弱まっていることを受けて踏み切った。 セルビアでは緊縮財 […]

セルビア中銀の国立銀行は8日、政策金利である1週間物レポ金利を0.5ポイント引き下げ、9%にすることを決定した。利下げは13年12月以来で5カ月ぶり。インフレ圧力が弱まっていることを受けて踏み切った。

セルビアでは緊縮財政の影響で景気が冷え込み、インフレ率は13年3月から縮小傾向にある。とくに同10月以降のインフレ率は1.6~3.1%と、中銀の中期目標(2.5~5.5%)の下限ライン前後で推移している。

中銀は声明で、◇融資需要の減退◇労働市場の悪化見通し◇食糧生産コストの下落――などで総需要が低迷し、ディスインフレが強まるとの見方を示しており、来月以降も利下げを行う可能性がある。