独エネルギー大手のRWEは14日、一時的または恒久的に稼働を停止する発電所の規模を従来計画の66ギガワット(GW)から74GWに拡大する方針を明らかにした。再生可能エネルギーの急増を受けて電力取引価格と火力発電の稼働率がともに低下し利益を圧迫しているため。74ギガワットはピーク時の国内電力需要の約1割に相当する。
同時に発表した2014年1~3月期(第1四半期)の純利益は9億9,500万ユーロとなり、前年同期から27.2%減少した。暖冬を受けて電力と天然ガスの販売量がそれぞれ5.5%減の670億キロワット時(kWh)、18.8%減の1,031億kWhに縮小したことが響いた。売上高は8.6%減の146億6,300万ユーロ。