欧州航空宇宙大手のエアバス・グループ(旧EADS)が13日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は4億3,900万ユーロとなり、前年同期から93%増加した。主力の旅客機部門の受注が減ったものの、超大型旅客機「A380」の生産コスト圧縮などに支えられ、収益が大きく拡大した。
売上高は5%増の126億ユーロ。旅客機、ヘリコプター、防衛宇宙の3部門がそろって増収となった。とくにヘリコプター部門が14%増と好調だった。
旅客機の受注は、2013年に過去最高水準に達した反動で、前年同期の410機から103機に減少した。