10~12月の英GDP0.5%増、堅調を維持

英政府統計局が1月28日発表した2015年10~12月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比で0.5%増加し、伸び率は前期を0.1ポイント上回った。世界経済が停滞する中、英経済の柱であるサービス業が堅調で内需を支えた。

分野別ではサービス業が0.7%増加した。一方、製造業は0.2%減、建設業は0.1%減と振るわなかった。

英経済は12四半期連続でプラス成長となったが、前年同期比の伸び率は1.9%と、前期の2.1%から縮小。15年通期の伸び率は2.2%となり、前年の2.9%を大きく下回った。世界経済の不透明感が強まり、国内でもEU離脱問題という不安要素を抱えていることから、先行きへの懸念が出ている。

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