ロシア連邦統計局(ロススタット)が1月25日発表した2015年の国内総生産(GDP、速報値)は前年比で3.7%減少した。マイナス成長となるのは2009年以来。下げ幅は市場予測を0.1ポイント下回った。
12月の主要経済指標をみると、小売売上高は前年同月比で15.3%低下し、11月から2.2ポイント悪化した。鉱工業生産もマイナス幅が11月の同3.5%から4.5%に膨らんだ。実質賃金は10%低下し、14カ月連続の低下となった。生産者物価は前月比で2.2%低下した。
通貨ルーブルの為替相場は21日に1米ドル=85.97ルーブルまで下がり、2014年12月に記録した過去最安値を更新した。