EU新車販売、2月は14.3%増

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く27カ国)の2月の新車販売(登録)台数は105万6,902台となり、前年同月から14.3%増加した。販売増加は30カ月連続。1~2月の累計は前年同期比10.1%増の211万8,273台となった。(表参照)

同月に販売が低迷したのはオランダ、ギリシャだけ。伸び率は英国、オーストリア、スロベニアを除いて2けたに達した。主要国ではイタリアが27.3%、フランスが13%、スペインが12.6%、ドイツが12%の幅で増えた。

主要メーカーは軒並み販売が増加。とくにフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が22.9%増、ダイムラーが21.5%増と好調だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は8%増と小幅の伸びにとどまったものの、排ガス不正問題で苦戦していた主力の「VW」ブランドは4.4%増と持ち直した。

日本勢の伸び率はマツダが45.9%、ホンダが48.5%、トヨタが11.5%、スズキが4.4%、日産が1.4%、三菱が1.3%だった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年同月比14%増の109万2,825台となっている。

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