DMG森精機(以下:森精機)は7日、独子会社DMGモリ(旧ギルデマイスター)の株式を買い増し、持ち株比率を従来の60.67%から76.03%に引き上げたと発表した。両社の一体性を強め、グループ内のリソースを最適化することが狙いで、今後はドイツの株式法に基づき支配・利益移転契約を締結する。
同契約の発効には75%超の株主の承認が必要となる。森精機の持ち株比率はすでに同水準を上回っているため、株主総会で承認されるのは確実とみられる。今年下半期中の発行を見込む。
DMGモリは株主総会を5月6日に予定していたが、森精機の今回の措置を受けて無期延期した。