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2014/5/26

東欧・ロシア・その他

チェコのビールメーカー、IPO実施へ

この記事の要約

チェコ5位のビールメーカーであるロブコヴィッツは、プラハ証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施する。新規発行分も含め570万株を売り出し、10億コルナを調達する計画だ。プラハ証取でIPOが実施されるのは2011年以来3 […]

チェコ5位のビールメーカーであるロブコヴィッツは、プラハ証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施する。新規発行分も含め570万株を売り出し、10億コルナを調達する計画だ。プラハ証取でIPOが実施されるのは2011年以来3年ぶりとなる。

同社によると、IPOで調達する資金のうちの半分は、飲食店の買収に充て、販売網を強化する。さらに1億コルナは年間生産量8万~10万ヘクトリットル程度の醸造所の買収に充てる。

ロブコヴィッツは傘下の7つの醸造所を持ち、チェコのビール市場で4~5%のシェアを持つ。昨年は85万4,000リットルを生産し、売上高は12億ユーロ、最終損益は7,380万ユーロの赤字だった。

チェコは国民一人当たりのビール消費量が年間144リットルと世界最多を誇るが、2008年の世界金融危機以降、消費量は減少傾向にある。