欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/26

東欧・ロシア・その他

格安航空ウィズエアー、来月に上場へ

この記事の要約

中東欧最大の格安航空会社であるウィズエアー(ハンガリー)は、6月にロンドン証券取引所に上場する計画だ。ヨージェフ・ヴァーラディ最高経営責任者(CEO)が22日、ロイター通信などに明らかにしたもので、新規株式公開(IPO) […]

中東欧最大の格安航空会社であるウィズエアー(ハンガリー)は、6月にロンドン証券取引所に上場する計画だ。ヨージェフ・ヴァーラディ最高経営責任者(CEO)が22日、ロイター通信などに明らかにしたもので、新規株式公開(IPO)で2億ユーロの調達を目指す。

2003年設立のウィズエアーは急成長しており、中東欧の格安航空市場で38%のシェアを持つ。14年3月通期の売上高は前期比19%増の10億ユーロ。純利益は193%増の8,900万ユーロに達した。ハンガリーでは2012年に経営破たんしたフラッグ・キャリアのマレブ航空に代わり、最大の航空会社となっている。

ヴァーラディCEOはIPOの詳細を明らかにしていないが、調達した資金を新路線参入拡大、機材拡充など事業拡大に充てる方針を示した。保有するエアバス機を17年までに46機から82機に増強することなどを計画しているという。