欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/26

ロシア・CIS・その他

長城汽車、ロシアに工場建設

この記事の要約

中国自動車大手の長城汽車は19日、ロシアのトゥーラ州に工場を建設すると発表した。20日に同州政府および同州政府系企業と投資協力協定に調印する。 新工場の年産能力は15万台で、トゥーラ州東部のウズロヴァヤに2期に分けて建設 […]

中国自動車大手の長城汽車は19日、ロシアのトゥーラ州に工場を建設すると発表した。20日に同州政府および同州政府系企業と投資協力協定に調印する。

新工場の年産能力は15万台で、トゥーラ州東部のウズロヴァヤに2期に分けて建設する。敷地面積は216ヘクタール。1期工事は年内にスタートし、17年から生産を開始する。2期工事は20年に完了する見通しだ。1期工事の投資額は21億元(3億4,000万米ドル)で、2期工事を含めた最終的な投資額は32億元を見込んでいる。トゥーラ州のグルジェフ知事によると、長城汽車の投資により最大で2,500人の雇用が創出される見通しだ。

長城汽車はロシアのほか、南アフリカやオーストラリアなどへも自動車を輸出している。4月にはマレーシアで生産を拡大する計画を明らかにした。一方、タイでは2月、政情不安を理由に工場の建設計画を延期した。