ユーロ圏鉱工業生産が復調、4月は1.1%上昇

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の4月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.1%の上昇となり、0.7%の低下だった前月から改善した。鉱工業生産がプラスとなるのは3カ月ぶり。(表参照)

分野別では低迷していた中間財、資本財、耐久消費財、非耐久消費財がプラスに転じた。上げ幅は中間財が0.4%、資本財が1.9%、耐久消費財が2.3%、非耐久消費財が1.6%だった。

EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は1.3%上昇。データが出そろっている24カ国では17カ国で伸びた。主要国はドイツが1.1%、フランスが1.2%、イタリアが0.5%、英国が2%の幅で上昇した。

前年同月比ではユーロ圏が2%、EUが2.5%の上昇だった。

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