6月のEU新車販売6.9%増、英は低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の6月の新車販売(登録)台数は145万9,508台となり、前年同月から6.9%増加した。販売増加は34カ月連続。ただ、英国ではEU離脱の是非を問う国民投票をめぐり、景気の先行き不透明感が強まったため、0.8%減と低迷した。(表参照)

英国を除く主要市場は増加した。とくにイタリアが11.9%増、スペインが11.2%増と大きく伸びた。

欧米のメーカーは、PSAプジョー・シトロエンが0.6%減、フォードが1.1%減、オペルが横ばいだったが、その他は増加した。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は1.5%増だった。

日本勢はトヨタが6.9%、マツダが23.4%、スズキが18.8%、ホンダが38.1%の幅で伸びた。日産は2.3%減、三菱は22.4%減と不調だった。

1~6月のEU新車販売は、前年同期比9.4%増の784万2,965台。ACEAは6月、今年通期の予想伸び率を当初の2%から5%に上方修正していた。

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