パナソニック、独の車載ソフト会社を買収

パナソニックは9日、車載コックピットソリューション向けの組み込みソフトウエア開発を手がける独オープンエナジーを完全買収したと発表した。パナソニックはオートモーティブ事業を高成長事業と位置付けており、今回の買収により次世代コックピットシステムの実現を目指す。買収金額は明らかにしていない。

現在のコックピットシステムはナビゲーション・オーディオなどのマルチメディア機能と、ヘッドアップディスプレーなどへの警告表示による運転者支援機能とがそれぞれ別のシステムで制御されている。今後はこれらの機能を連携させ、運転者へ直感的に分かりやすく情報を伝えるために、オペレーティングシステムレベルのシステム統合が求められる。

オープンシナジーが保有するソフト技術を用いると、複数の異なるオペレーティングシステムを1つのシステム上に統合ができることから、マルチメディア機能と運転者支援機能とが統合された次世代コックピットシステムが可能になる。

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