家具製造・販売大手のイケア・グループ(スウェーデン)が13日発表した2016年8月通期の売上高は前期比7.1%増の342億ユーロとなり、過去最高を更新した。ネット通販の拡大、中国など新興市場の販売増加が増収を支えた。
イケアは同期に12店を新たに出店。店舗数は28カ国・地域の340店に増えた。14カ国で展開しているネット通販の売上高は14億ユーロで、前期から30%増加した。このほか中国、ポーランドなどで販売が大きく伸びた。
既存店ベースの売上高は4.8%増。為替変動の影響を除く定率為替ベースでは7.9%増だった。
最大の市場はドイツで、売上高は47億5,000万ユーロに達した。米国が僅差で続いている。同社は今後、インドとセルビアに進出する計画だ。