欧州委員会が28日発表したユーロ圏の10月の景況感指数(ESI、標準値100)は106.3となり、前月の104.9から1.4ポイント上昇した。景況感の改善は2カ月連続。昨年12月以来10カ月ぶりの高水準となった。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.2ポイント、サービス業が2ポイント、消費者が0.2ポイント、建設業が1.3ポイントの幅で上昇した。小売業は横ばいだった。
EU28カ国ベースのESIは前月を1.4ポイント上回る106.9。主要国ではスペインが2.6ポイント、ドイツが1.6ポイント、イタリアが1.5ポイント、英国が1.2ポイント上昇した。フランスは唯一、0.3%低下と落ち込んだ。