2014/6/9

EUその他

欧州委、ホルシムのセメックス独事業買収を承認

この記事の要約

欧州委員会は5日、スイスのセメント大手ホルシムによるメキシコ同業セメックスのドイツ事業の買収を承認したと発表した。 ホルシムとセメックスは昨年8月、保有する資産の最適化とコスト削減を目的に、両社が欧州に持つ一部の資産の交 […]

欧州委員会は5日、スイスのセメント大手ホルシムによるメキシコ同業セメックスのドイツ事業の買収を承認したと発表した。

ホルシムとセメックスは昨年8月、保有する資産の最適化とコスト削減を目的に、両社が欧州に持つ一部の資産の交換や統合で合意した。ホルシムがセメックスのドイツ部門であるセメックス・ウエストを買収する代わりに、セメックスはホルシムのチェコ事業を取得。さらに、スペインでは事業を統合する。欧州委はチェコ事業に関する取引はチェコ当局が審査を行うが、ドイツ、スペインの案件については欧州委が担当することを決め、昨年10月から調査を進めていた。

欧州委はホルシムによるセメックス・ウエストの統合について、セメント市場には十分な数の競合企業が存在しており、特に高炉セメント市場では供給過剰となっていることなどから、競争上の懸念が生じる可能性は低いと指摘。統合に問題はないとの判断を示した。

ホルシムは欧州委の決定を受け声明を発表し、「欧州における戦略的ポートフォリオの最適化という目標に向けたひとつの節目となる」と述べた。なお、欧州委はホルシムとセメックスのスペイン事業の統合の可否について9月5日までに決定する予定だ。