ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は1日、米石油メジャーのシェブロンとシェールガス探査事業で提携することで正式合意したと発表した。同国南東部の4鉱区で探査を共同で進める。シェブロンのノウハウを活用することで作業の効率化とコスト節減を図る。プロジェクトが好調であれば提携を深める方針だ。
対象となるのは、PGNiGが免許を保有するトマシュフ・ルベルスキ、ヴィシュニュフ・タルノシン鉱区と、シェブロンが免許を持つスビエジニエツ、グラボビエツ鉱区。地質データやこれまでの経験を共有するとともに、試掘井の設置でも協力する。
PGNiGは、2016年までに有望なシェールガス鉱区を特定し、その後の探鉱事業の方向性を定める予定だ。今年の探鉱予算は13億ズロチ(約3億1,200万ユーロ)。試掘井33本の掘削を計画している。