欧州委員会が3月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は107.9となり、前月の108から0.1ポイント低下した。景況感の悪化は8月以来7カ月ぶり。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.1ポイント、サービス業が1.21ポイントの幅で低下した。小売業は横ばい。消費者と建設業はそれぞれ1.2ポイント、0.2ポイントの幅で上昇した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.2ポイント上回る109.1。主要国ではドイツが0.9ポイント、英国が0.8ポイント上昇したが、その他は悪化した。下げ幅はフランスが1ポイント、イタリアが0.1ポイント、スペインが1.8ポイントとなっている。