欧州委員会が27日発表したユーロ圏の6月の景況感指数(ESI、標準値100)は102となり、前月の102.6から0.6ポイント低下した。景況感の悪化は2か月ぶり。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.2ポイント、消費者が0.4ポイント、建設業が1.7ポイントの幅で前月から低下した。サービス業は0.4ポイント、小売業は0.3ポイント上昇した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.1ポイント下回る106.4。主要国ではドイツが1.3ポイント、フランスが1.2ポイント、イタリアが1ポイント悪化した。英国とスペインは2.2ポイント上昇した。