独照明大手のオスラムは6日、自動車部品大手コンチネンタルと自動車向け知的照明ソリューションの合弁会社をと設立することで合意したと発表した。両社の強みを持ち寄ることで、最先端の照明システムを提供し、急増する需要の取り込みを図る。
両社は監査役会と独禁当局の承認を経て、折半出資の合弁会社オスラム・コンチネンタルを設立し、来年から事業を開始する予定。新会社は従業員数が約1,500人で、世界で17拠点を展開する。売上高は1億ユーロ台に上る見通しだ。
オスラムは新会社に発光ダイオード(LED)ベースの自動車向けソリッドステート照明(SSM)モジュール事業を移管する。
LEDベース知的照明ソリューションでは、センサーに連動して路上の鹿やカーブを自動的に照らしたり、自動車のデザインに柔軟性を持たせることができる。市場は毎年2ケタ台のスピードで拡大しており、2025年には新車の半分以上が装備するようになると予想されている。