シュコダ自、昨年は過去最高益

チェコのシュコダ自動車が21日発表した2017年12月通期決算の営業利益は前期比34.6%増の16億1,100万ユーロとなり、過去最高を更新した。主力市場中国での販売増、人気モデル「オクタビア」の新モデルや新型SUV「コディアック」と「カロック」の投入、コスト削減などが奏功した。売上高は20.8%増の165億5,900万ユーロで、売上高営業利益率は8.7%から9.7%に上昇した。

販売台数は120万1,000台で、6.6%増加した。中国が2.5%増の32万5,000台と最も多く、ドイツが17万3,300台で続いた。中国を除いたベースでは増加幅が8.2%だった。

シュコダは2019年から同社初の電気自動車(EV)となる「シティゴー」のEVモデルの生産を開始するとともに、チェコ北部のクヴァシニ工場で生産した「スペルブ」のプラグインハイブリッド(PHV)モデルを発売する。一方、ムラダー・ボレスラフの本社工場では同年からVWグループの複数のブランド向けにPHVの電気部品を生産するほか、20年からは同社初の純粋EVモデル「ビジョンE」の生産開始を予定する。同社は25年までに5つのモデルでEVを投入する方針だ。

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