墺金融大手ライフアイゼンバンク傘下の合併・買収(M&A)コンサルティング会社ライフアイゼン・インベストメントは、7月1日付でルーマニア事業から撤退した。現地子会社のフィリペスク社長によると、中東欧市場での事業再編に伴う措置という。
ライフアイゼン・インベストメントは1998年にルーマニア子会社を設立し、現地や西欧の企業顧客にM&Aコンサルティングサービスを提供してきた。仏保険大手グルパマ・インターナショナルによる現地保険BTアシグラーリとアシバンの買収、米プライベートエクイティファンド、アドベント・インターナショナルによる製薬会社ラボアメッドの買収などに関与したほか、近年は風力発電や太陽光発電プロジェクトのアドバイザーも務めていた。
現地メディアによると、2013年の営業収入は230万レウ、最終損益は25万レウの赤字だった。